品種入れ替え・新品種に関するお知らせ  2011/11/14

〜〜〜長年のご愛顧ありがとうございました〜〜〜
あかね(あかねっ娘)は、栽培や取り扱いが難しいイチゴですが、皆様のご愛顧を受けながら、約15年に渡り作り続けてきました。その風味や食感は未だに他には類を見ないように思えますが、諸事情により、2010年6月で栽培・出荷を終了致しました。

主な理由として、圃場が変えられない今の状況で、長期にわたって同じ種類を作り続けると、品質の低下・収量の低下・病害等の多発などの弊害が出てきやすい事、経営的に厳しい昨今で、潜在的コストが高いあかねの栽培が、ますます難しくなっていく事、現在、ほとんど家族労働のみで作業をしていますが、今後外部労力導入の必要が出る場合、軟らかく傷みやすい品種は、扱いづらくなる事、などがあります。

2009年の秋からの作付け(2010年12月以降の出荷)で、三重県で育種された「かおりの(かおり野)」を導入しました。
新品種「かおりの」は、その名のごとく香りが良く味も良好で、あかねよりも日持ちが良いです。また、果肉が白い所などは「あかね」と似ている部分もあり、2011年作付けより本格的に栽培する事に致しました。

また、「あかねちゃんいちご」は当園(もともとあかね研究会ですが)のイチゴの総称で使っていましたが、あかねちゃんいちご=あかねっ娘のイメージが強く紛らわしいので、ホームページや新しい箱の表示では使わないことにしました。ただし、イメージキャラクターのあかねちゃんは、これからも当園で使用します。


「アスカルビー」は、当園の主力品種として、長年ご愛顧頂きましたが、2012年作付けより、群馬県の美味しいイチゴ「やよい姫」に入れ替える予定です。従ってアスカルビーの出荷販売は今季限りになります。
「やよい姫」は甘味が強く、味のバランスが良好ですが、出荷開始が12月下旬ぐらいとやや遅くなります。